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京都でキックボクシングやブラジリアン柔術が習える空手教室【カラテ道 空我】
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山中慎介選手のリベンジマッチは皆さんご存知のように失敗となってしまいました。
日本ボクシング史にその名を残すであろう名チャンピオンであった山中慎介選手の引退試合がこのような形になってしまったのは本当に残念です。
試合後、この試合の勝者のネリは
「勝利については大変嬉しい。それは無敗という私の記録を守れたからだ。(減量失敗で)チャンピオンの座を失ったことは残念だが、また勝てば再び世界チャンピオンに戻ることができる」
という発言をしたとの記事を読みました。
この言葉にこそ体重超過の問題の本質があるように感じます。試合直前のこのブログにも書きましたが世界タイトルのかかった試合で条件を満たせなかった選手に対して安易に次のチャンスを与える慣例を見直すことが一番大事な点ではないかと思います。
そして、ネリ選手への甘い処分やネリ選手自身に対しての日本で巻き上がった批判に対応してか、WBCはネリ選手に対して無期限のサスペンド、出場停止処分を発表しました。
個人的な思いを言わせてもらうとこの無期限というのが曲者で期限を設けないという事は、極端な話を言うと2か月でこの処分が解除される可能性もあるわけです。
批判が大きくなったから対応するなどではなく明確に体重超過に対する処分をボクシング界全体で議論してもらいたいです。
この試合だけではなく最近は海外で名のある選手が体重を守らずにわずかな罰金を払って試合をするというケースがままあるように見られます。
ボクシングの権威を守る意思があるなら、このようないい加減で場当たり的な対応はこれで最後にしてもらいたいと思います。
ボクシングがしっかりした罰則の基準を示せば他の格闘技(キックボクシング・MMA)もそれに倣うようになると思います。
目の前の利益や馴れ合いではなく、リングを”聖なる場所”として守るため関係者の方は努力を惜しんではならないと思います。
山中選手やそのファンの想いをこれ以上踏みにじってもらいたくないですね。